チューリップの名前の由来と花言葉|色や本数で変わる意味

チューリップの名前の由来と花言葉|色や本数で変わる意味

春になると、自然と目に入るチューリップ。
ころんとした形とやわらかな色合いは、見ているだけで心がほどけますよね。

今回は、そんなチューリップの「名前の由来」と「花言葉」についてお話しします。
実はこの花、歴史の勘違いから名前が生まれ、物語から花言葉が生まれた、とてもロマンのある花なのです。

チューリップの名前の由来

チューリップの名前の由来は、「ターバン」だと言われています。

16世紀、神聖ローマ帝国のトルコ大使が、オスマン帝国で咲き誇る花を見て心を奪われました。そして「この花は何ですか?」と尋ねます。

すると現地の人は、「ツルバン(tulipant)を使っている」と答えました。

ここで少し誤解が生まれます。
その「ツルバン」は植物の名前ではなく、トルコ語で“ターバン”を意味する「tülbend(テュルベンド)」から来た言葉だったのです。

当時、オスマン帝国ではターバンにチューリップを飾る習慣があったとも言われています。そのため、「ターバン」という言葉が花の名前だと伝わり、それがヨーロッパへ広まりました。

では、なぜ「ターバン」という言葉が、現在の「チューリップ」になったのでしょうか。

実は、いきなり今の発音になったわけではありません。
言葉は国を渡るたびに少しずつ姿を変えていきました。

もともとの「tülbend」が、外交文書の中で「tulipant」と書かれ、
そこから「tulipan」「tulipe」と変化し、最終的に英語の「tulip」に落ち着きます。

日本語の「チューリップ」は、その英語 tulip をカタカナで表したものです。

遠い国の言葉が、いくつもの翻訳や書き換えを経て、今の名前になりました。
そう思うと、チューリップという花は、春の庭に咲きながらも、長い旅の記憶を抱えているようにも感じられます。

遠い国の言葉が、いくつもの翻訳や書き換えを経て、今の名前になりました。

チューリップという呼び名は、
トルコの文化、ヨーロッパの外交、言語の変化が重なって生まれたものです。

偶然の誤解から始まりながらも、そのまま世界に定着した――
それが現在の「チューリップ」という名前の背景です。

チューリップの花言葉

チューリップは4月の誕生花で、春を象徴する花のひとつです。

全般的な花言葉は「博愛」「思いやり」。
やわらかな印象そのままの意味を持っています。

一方、西洋では
  • perfect lover(理想の恋人)
  • fame(名声)
といった花言葉もあります。

オランダに伝わる物語

この花言葉の背景には、オランダに伝わるひとつの物語があります。

昔、ある少女が3人の男性から同時に求愛を受けました。
贈られたのは、
  • 王冠
  • 黄金
少女は誰かひとりを選ぶことができず、女神にお願いして自分を花の姿に変えてもらいます。

王冠は花に。
剣は葉に。
黄金は球根に。

それが現在のチューリップの姿になった、と語り継がれています。

愛と選択の物語から生まれた花言葉。
チューリップが“理想の恋人”と呼ばれるのも、どこか納得できます。

チューリップの色別の花言葉

チューリップは品種が豊富で、色ごとに意味が変わります。

日本の花言葉 海外の花言葉
愛の告白、真実の愛 愛の告白、私を信じて
失われた愛、新しい愛 純粋、許しを請う
愛の芽生え、誠実な愛 優しさ、思いやり、幸福
望みのない恋、名声 望みのない恋、日光
永遠の愛、不滅の愛 王者の気高さ、高潔

少し切ない意味を持つ色もありますが、それもまた物語のひとつ。
贈り物にするなら、相手への想いに合った色を選んでみるのも素敵ですね。

チューリップは本数でも意味が変わる

実は、チューリップは本数によっても意味が変わると言われています。
  • 1本「あなたが私の運命の人」
  • 3本「あなたを愛しています」
  • 4本「あなたを一生愛します」
  • 8本「思いやりに感謝します」
  • 9本「いつまでも一緒にいてください」
  • 12本「恋人になってください」
  • 15本「ごめんなさい」
  • 16本「不安な愛」
  • 108本「私と結婚してください」
色と本数を組み合わせることで、より細やかな気持ちを伝えることができます。

例えば、大切な人へ感謝を込めて8本。
愛する人へ想いを込めて9本。

花束が、言葉の代わりになってくれるかもしれません。

KIKICOCOのTULIPTRIPシリーズ

チューリップは、
言葉が国を渡る中で形を変えていった花。

そんな“旅する花”の物語に重なるように生まれたのが、
KIKICOCOの TULIPTRIP です。

オランダのチューリップ畑から受け取った色の広がりや、
とアフリカンバティックから得たイメージ。

「その場所で感じた景色」をデザインにする。

だからこそ、
見る人によって印象が変わり、
選ぶ色によって雰囲気も変わります。

花言葉や本数に意味があるように、
色やリズムで気持ちを選ぶ。

TULIPTRIPは、チューリップが咲く景色の記憶をまとったシリーズです。

まとめ

チューリップは、偶然の誤解から生まれた名前と、物語から生まれた花言葉を持つ花です。
色や本数によって意味が変わるため、贈る人の気持ちにそっと寄り添ってくれます。
春の贈り物に、少しだけ意味を添えてみるのも素敵ですね。
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